高いインフレ率と不安定な市場環境を背景に、魅力的なリターンを維持しながらリスクを軽減することを目的とした上場インフラ株への投資が増えています。上場インフラ株はそのユニークな特性を背景に、年初来、広範な株式市場を大幅にアウトパフォームしています。
要旨
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上場インフラ株は歴史的に、グローバル株式と同水準のリターンを提供する一方、低いボラティリティで相対的に魅力的な下値抵抗力を備えています。
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上場インフラ株は、相対的にインフレ感応度が高く、足元において広範なグローバル株式と比較してバリュエーションが魅力的です。
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専門性の高いアクティブ・マネージャーは、サブセクター、地域、銘柄間のパフォーマンスの顕著なばらつきを活用することで、リターンを向上させる可能性があります。
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上記の内容は、レポートの一部をまとめたものです。
指数定義/重要な開示事項
投資家は当資料に記載された指数に直接投資することはできません。指数の実績は手数料や諸経費等を控除したものではありません。ボラティリティやその他の特性が特定の投資とは異なるため、指数の比較には制約があります。
グローバル・インフラ株式:2015年3月31日まではUBS Global 50/50 Infrastructure & Utilities Index、それ以降はFTSE Global Core Infrastructure 50/50 Net Tax Index。 UBS Global 50/50 Infrastructure & Utilities Indexは、先進国公益事業セクター50%と先進国インフラセクター50%の割合です。FTSE Global Core Infrastructure 50/50 Net Tax Index は、世界のインフラおよびインフラ関連銘柄の時価総額加重インデックスであり、配当源泉税控除後のものです。構成銘柄のウェイトは、3つの広範な産業セクターに従って半年ごとに調整されます。構成銘柄のウェイトは、公益事業50%、輸送30%、パイプライン、人工衛星、通信塔などその他セクター20%の割合で、半年ごとに調整されます。
図2: 2008年7月まではデータストリーム・ワールド・パイプラインおよびデータストリーム・ワールド・ガス、水道およびマルチ公益事業の50/50ブレンド、それ以降はダウ・ジョーンズ・ブルックフィールド・グローバル・インフラストラクチャー指数を使用しています。ダウ・ジョーンズ・ブルックフィールド・グローバル・インフラストラクチャー指数は、キャッシュフローの70%以上をインフラストラクチャー事業から得ている世界各国に所在する企業のパフォーマンスを測定する浮動小数点調整済みの時価総額加重型指数です。
グローバル株式:MSCIワールド指数(ネット)は、先進国の大型株及び中型株のパフォーマンスを配当に係る源泉税控除後で計測する浮動株調整後指数です。
米国債:ICE BofA 米国 7-10 年国債指数は、7-10 年満期の米国債で構成されています。
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グローバル・インフラ証券の投資リスク:グローバル・インフラ証券への投資は、グローバル・インフラ企業を主たる対象としない投資より、グローバル・インフラ企業に影響を与える経済の悪化や規制強化による影響を受けやすいと予想されます。インフラ企業は、様々な政府当局による規制の対象となる可能性があり、顧客に課す料金に対する政府の規制、業務上またはその他の災害、関税、税法、規制方針および会計基準の変更から影響を受ける可能性もあります。
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